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国紹介

もっと知りたい。モルドバの魅力

地理・地形

ソ連崩壊後、1991年にモルドバ共和国として独立宣言をしました。南東ヨーロッパに属し、国土面積は3万3,000平方メートルで、ヨーロッパ内で32番目の大きさとされます。国土の周辺を河川に挟まれた内陸国で、東端がドニエストル川、西端がプルト川、最南端がドナウ川と接する形で囲まれています。国土の大半は標高100~400メートル程度の波状丘陵地から成り、最高点でも標高400メートル程度。山はほとんどなく、小高い丘や森林が点在していいて、気候は穏やかな大陸性です。主要産業は農業で、主に小麦やブドウ、トウモロコシなどの生産に力を入れています。

首都

首都で最大都市のキシナウ市は、国の行政・政治・経済・科学・文化などの発信地。多くの建物が石灰石を利用して建てられているため、「ホワイトシティ(白い街)」の別名で呼ばれています。また、「緑の街」とも称されるほど多くの公園や緑があり、ウォーキングなどのレクリエーションが楽しめます。市はドニエストル川右岸の支流ビク川の両岸にまたがり、周囲をスモモやブドウなどの果樹園があるなだらかな丘陵が取り囲みます。豊かな農業地帯の中心地として、ワインやブランデーなどの醸造をはじめ、農産物缶詰、製粉などの食品加工業が盛んです。科学アカデミーや総合大学をはじめ、医学、教育、音楽、農芸など多くの研究教育機関が置かれています。

宗教

現在、モルドバ内では23の宗教が公式に認められ、多くの宗教関連団体が活動しています。2014年の人口調査によれば、96.8%の人たちがキリスト教の教派の1つである正教徒とのことです。キリスト教正教会を中心に、ルーマニア正教会や、ロシア正教会系のモルドバ正教会などがあります。教会や修道院など文化遺産でもある聖地には観光客も大きな関心を寄せていて、これらの観光はさまざまな旅行パッケージにも含まれています。56の修道院もまた、モルドバの文化遺産の1つとなっています。

民族

モルドバは南部・中央部・北部の地域に分かれ、それぞれ民族に特徴があります。南部はトルコ系のガガウズ人が多く、北部はウクライナ人やロシア系のモルドバ人が多いのが特徴。首都のキシナウがある中央部は外国人とかかわりが深い地域のため、融合民族が多くなっています。2014年の国勢調査によると、全体ではルーマニア系モルドバ人が75.1%、ウクライナ人が6.6%、トルコ系ガガウズ人が4.6%、ロシア人が4.1%、ブルガリア人が1.9%となっています。ロシア帝国及びソ連による統治が長かったためロシア風の姓を名乗っているモルドバ人も多く、ロシア人やウクライナ人と混血の人も目立ちます。公用語はモルドバ(ルーマニア)語で、ロシア語も一般的に通用します。

多くの人種が寄り添って温かい暮らしを営む

ワイン

モルドバは古くからワインづくりが盛んで“欧州ワインの発祥地”ともいわれ、年間約2億リットルの「モルドバワイン」を製造するワイン大国。およそ5,000~6,000年前からワイン作りが始まり、ヨーロッパでは一番歴史が古いそうです。昼夜の気温差が大きいうえ、年間降水量が少なく、肥沃な自然土壌に恵まれているなど、ブドウ栽培に最適な環境。国土は小さいものの国内には150以上の業務ワイナリーがあり、一般人も自分のブドウ畑を所有し、それぞれの製法で作った自家製ワインが日々の食卓に並びます。モルドバワインには色が濃い目で力強い味もののから、クセがなくエレガントな味のものまで、さまざまな特徴を持つワインが揃っています。日本にいても、それぞれに適した品種や醸造方法で作った赤、白、ロゼ、スパークリングなどの輸入モルドバワインを楽しむことができます。

選定会 (1)
豊富な味わいが楽しめるモルドバ・ワイン

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